北陸新幹線のグランクラスで行く金沢旅行のすすめ

2015年春に北陸新幹線が開通して以来、終点駅の金沢駅がある石川県金沢市の観光需要は増加の一途を辿っています。そして、はじめて金沢を訪れて以来、金沢の虜になって頻繁に金沢旅行をしているかたは北陸新幹線のグランクラス車両を一度利用してみませんか?グランクラス車両ではグリーン車を超えるワンランク上のサービスを受けられます。

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グランクラスとはどんな車両?

2011年春に東北新幹線に飛行機のファーストクラスのような車両が新設されました。それが「グランクラス」で、グリーン車よりも圧倒的に1人あたりの座席が広いほか1両あたりの座席数が少ないのが大きな特徴です。

さらに自由席・指定席・グリーン車に座っていると飲食物は別途自腹で購入する必要があるものの、グランクラスに関しては専任アテンダントによって軽食が提供されます。その他、アメニティサービスとしてブランケット・スリッパ・アイマスクが提供されるほか、新聞・雑誌の貸し出しもあって至れり尽くせりです。

ただし飛行機においてビジネスクラスとファーストクラスの運賃に大きな差があるように、グリーンとグランクラスの運賃には大きな差があります。そのため、グランクラス車両を利用したい場合はいつも以上の予算が必要です。

北陸新幹線のグランクラスの特徴や料金

2015年春に長野新幹線が石川県金沢市の金沢駅まで延伸されると共に北陸新幹線に改称されました。そんな北陸新幹線においてもグランクラス車両を導入した号が走っています。そして、グランクラス車両のシートに座ると、和軽食を選択した場合は北陸地方の郷土料理系ミニ弁当が提供されるほか、北陸地方に関連する飲み物が提供されます。

さらに沿線ゆかりの素材を使用した茶菓子の提供も行われるという意味でも、グリーン車に乗車する際とはまったく待遇が違います。車両も石川県を意識したデザインに仕上がっており、石川県フリークの人にはたまらない状況です。

続いて料金については、東京駅で乗車すると仮定するとまず東京-金沢間の運賃が7340円(片道)かかります。特急料金に関しては、グリーン料金(11410円)にプラスして約8000円のグランクラス料金が加算されて19630円です。

そして、運賃と特急料金を合計すると片道約2.7万円・往復約5.4万円の交通費が必要になりますので、普段の金沢旅行より多く予算をとらねばなりません。普段の金沢旅行と同じ予算の中でグランクラス車両乗車を実現させたい場合は、現地で泊まるホテルのグレードを落とす・旅行日数を減らすという手もあります。

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4種類ある新幹線の紹介

北陸新幹線の線路を走る新幹線は4種類存在します。そのうち、東京駅-金沢駅間を走る新幹線は2種類ありますが、「かがやき」は停車駅が少ないため所要時間(東京駅-金沢駅)はわずか2時間半です。もう一つの「はくたか」は停車駅が多めのため、3時間10分かかります。

以上の2種に関してはグランクラス車両が導入されています。

3つ目の「あさま」は東京駅-長野駅間を走る新幹線で、これに乗っても直接金沢に辿り着くことはできません。ただし金沢を旅するだけでなく、途中で長野も観光したい場合は、こちらにもグランクラス車両があるので「あさま」を利用するのも良いでしょう。

注意点としては「かがやき」「はくたか」には専任アテンダントが乗車するほか飲食物が提供されるものの「あさま」に関してはそのサービスがありません。そういった事情により、「あさま」のグランクラス車両は割安に設定されています。

4つ目の「つるぎ」は富山駅から金沢駅までを結ぶ短距離路線になりますが、こちらに関してはグランクラス車両に乗車する事はできませんので注意が必要です。ただし富山駅から金沢駅に向かう「つるぎ」の最終便は夜11時30分過ぎまで出ていますので、1日目は夜まで富山を観光したい場合に注目の存在です。

北陸新幹線の車両から見える景色の魅力

東京都と石川県は距離的にはかなり離れていますが、停車駅が少ない「かがやき」に乗車するとそんなに時間がかかりません。とにかく早く金沢に到着したいという場合は「かがやき」乗車がおすすめですが、車窓から見える景色を楽しみたいなら「はくたか」に乗るのもおすすめです。

北陸新幹線の車窓から見える景色のハイライトは、上りの新幹線の車窓から見える立山連峰といわれます。特に冬場は空気が澄んでおり北陸地方を走っている時間帯において、右側の車窓から立山連峰がよく見えますので大注目です。

金沢駅周辺の名所

北陸新幹線が開通する10年前となる2005年春、東口そばに特殊なデザインの「鼓門(つづみもん)」とガラス式ドームの「もてなしドーム」が完成しました。その中で「鼓門」は、世界的に見てもかなり独特な外観であるほか木造であるため際立った存在感があり、旅番組・ニュース番組でたびたびその姿が映ります。

近年、SNSなどを通じて海外の人達からも東京・浅草の雷門同様に高い注目を集めており、外国人観光客を呼び込む要因にもなっている鼓門は一見の価値ありです。一方、「もてなしドーム」は駅の改札口から鼓門まで続く施設で、このエリア内には雨や雪の日に腰かけていても濡れずに済むベンチが多数用意されています。

鼓門をじっくり見たい場合は、ドーム内のベンチに座って内側から門をじっくり観察してみてください。

おすすめの名所「金沢城」

金沢市は戦国時代末期に築城された金沢城の周囲が江戸時代に入って城下町として発展していったことが今日の繁栄の礎となっている街です。JR金沢駅の約2km南東に広がる金沢城公園には天守閣こそ復元されていないものの、かつて巨大な城郭であった事を感じさせるものがたくさん残されています。

特に石川門・橋爪門・河北門といった門はかなり迫力がありますので見ものです。また、桜の木がところどころに植えられているため、春にお花見をするのも良いでしょう。


着物で浅野川周辺を歩く

城下町・金沢も近代化が進んでおり、城下町の面影を残すエリアは少なくなってきています。しかし、金沢城の北側を流れる浅野川周辺エリアには、江戸時代あたりにタイムスリップした気分になれると評判の古風な街並みが広がるエリアがあります。

東京の近代的な街並みとはまったく雰囲気が違うため、非日常空間の中で過ごしてみたい人には絶好の存在です。なお、京都に着物レンタル店が多数あるように、金沢にも多数の着物レンタル店が出店しています。金沢城付近を着物で歩いている観光客が当たり前のように存在しますので、レンタルして城下町の街並みに合うスタイルで街歩きを楽しむのも良いと思います。